つまるところナッツが大事? ~ It’s all about nuts !~

つまるところナッツが大事? ~ It’s all about nuts !~

2週間弱のヨーロッパ旅行に行ったり、ハイキングに行ってみたり、なんかあっという間に5月が終わってしまい気づけばはや6月。

6月といえば、先週末よりシカゴではASCOという年に一度のガン領域の大きな学会が開催されおり。うちのクリニックの医師は皆シカゴに集結しておりぼんやりと今週をやり過ごす予定のこの一週間。

今日は、アレルギー反応があり、化学療法室からの呼び出しやら、保険会社からの許可を取るための交渉やらと、メールの応酬となることが多くたった4人の診察してないのにあっという間に一日が終わってしまった。

さて、せわしなく働いていた中、うちの医師から今年のASCO速報が。
去年のASCOの消化器ガンの目玉はIDEA のステージIII大腸ガンの術後化学療法の3ヶ月🆚6ヶ月の効果がステージIIIの一部のサブグループではあまり変わらないとのこと。これは、その後の診療方針が大きく変わったし、患者さんもこれを引用して術後の化学療法のセカンドオピニオンが多かった。(このスタディーの前はステージIII (リンパ節転移を認めた)患者さんは基本6ヶ月の術後化学療法が勧められたので、この後に一部のステージIIIの方は3ヶ月が勧められるように)。

今年はなんなのだとワクワクして,メールを開けると。”it’s all about nuts.” の一文にリンク。

まさか、、、と思ったら。
ステージIII 大腸ガンの患者さんで週一ナッツ(トゥリーナッツ)を食べてる人は再発率が低下し(無病生存率が42%改善)、そして生存率も57%改善するというもの。
この論文、週末にちらっと医療ニュースで読んだけど、なんか面白い研究する人がいるんだなと思い読み流しつつ、思わずアーモンドを買ってしまったんだけど。あとでちゃんとじっくり読んでみよう。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29489429

ASCOの目玉はこれだけでないと思うのだが。。。その後続報はまだ聞こえてこない。。。

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