留学お財布事情-資金調達

留学お財布事情-資金調達

前回留学にまつわる費用について書いたが、今回はどうやってお金を用意するか。貯金の得意な人はおそらくこの心配はいらないでしょう。私は浪費家だったので、まず留学の資金がまず留学を考える上でネックでした。28歳でNCLEX取得のために語学留学をした際にそもそもの貯金を使い果たした私。

帰国後から派遣でフルタイムで病院で働きながら、夜勤のバイトを掛け持ちして、3年弱でおそらく350万ほど貯金して、31歳のときにその後にヨーロッパ放浪の旅へ。そしてまたこの旅行で100万以上減り。旅行終了時にやはり留学をしようと決意して、貯金を始めるも、その年は海外遠距離恋愛に伴い海外を行き来して、さして貯金ができぬまま、34歳で留学に旅立つ際の貯金はおそらく500万ほど。

親ローンを申請するも、30すぎて親のお金をあてにして留学するとは何事だとあっさり却下(ごもっとも)。そこで、応募を検討したのが返さなくてもいい給付型の奨学金である。看護で、研究でもなく、臨床のための留学であっても奨学金は借りられるのだろうかと思ってたけど、探してみれば色々とある。注意点としては年を取れば取るほどオプションが減るので留学の計画はお早めにということだ。日本の給付型の奨学金は30歳での足切り、35歳でほぼオプションがなくなるので注意が必要である。

奨学金の団体にもよるが、殆どの団体に置いて必要なのは、CV(経歴書)、留学の動機のようなエッセイ(statement purpose),TOEFL スコア、成績証明書、推薦状など、ほぼ大学院の出願に必要な書類と同じであるので。初めてで周りに経験者がいない場合にはどこから手をつけていいか分かりませんが、1-2 週間あればなんとかなるので是非ともチャレンジすべし。書類審査後の面接では、どちらも看護領域で応募する人が少ないらしく、珍しがられ、留学動機で書いていたことをメインに話して無事終了。どちらの面接でも今までに経験したことについては、良く読み込まれていたので、(アメリカでの研修に選抜されたこと、海外の学会での発表、あとは、アメリカでの資格の取得など)CVに色々かけることをしておくのは大事なのかもしれません。

私は場合は、34歳でも応募資格があり、日本に帰国義務のない(ex.フルブライトなどは帰国義務やビザの指定があるのでそのまま就職を検討している方は注意)4−5つの奨学金を応募して、ありがたいことに100万と780万の2つの奨学金を得ることに成功しました。奨学金をもらえるのはすごい大学を出ていないといけない(留学体験記では大体が有名大学卒業だったこともあり)と思っていたが、私のような短大卒からの学位認定機構経由で学士をとっていても、大丈夫!

1300 万あれば、学費も含めなんとかなると思ってのだがそうはいかず、留学を計画時のレート1ドル100円計算をしてたので、(為替差益と単位の計算方法が変わったことにより、おそらく20%余計にかかっているので)足りない分は学校を通じて学生ローンを借りました(恐ろしいアメリカ金利5−6%程です)。

さして貯金もないくせに、留学決意をしたなと、我ながらも驚くもののなんとかなりました。そもそも、旅行ばかりせずにもう少し真面目に貯金をしてたら良かったんでしょうが。貯金がなくて留学を諦めてしまう前に、こんな無鉄砲な人もいるということで。

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