人生はいつもギリギリである

人生はいつもギリギリである

褒められたことではないが、子供の頃から、夏休みの宿題は最終週にまとめてやっつける、テスト勉強は徹夜で前日に、レポートも締め切りギリギリに終わらせるタイプである。英語でいうところの、last minutes person 、procratination というのはまさに私のことである。大人になってからも、留学の準備は35歳になると申請できる奨学金がなくなってしまうと焦って始めたし、奨学金の申請書も24時間営業の郵便局の片隅で、申請日の消印をもらうために、深夜までかかって準備をした。余談だが、今回の妊娠も生物学的にこれ以上待ってはいられないというギリギリになって始めた妊活でした。

さて、産休に入ってやることリストにあげたことの一つにAdvanced Oncology Certified Nurse Practitioner (AOCNP)という癌の認定試験を受けるというのがあった。この試験、1000時間oncology でNPとして働いた後に受験資格がえられるので、本来であれば3年前に受ける予定だったのだが。引越しを来年に控えて、今年こそ受けねばと試験を申し込んだのが7月、産休前に受けないと思っていたのに全く勉強しておらず。

今年申し込んだ試験は今年中に受けないとなのだが、出産後に勉強できる気はしなかったので。産休に入った日に試験日を3週間後に設定しました。流石に計画分娩の前日まで勉強したくなかったので、計画分娩の3日前に設定したのですが。3週間あれば余裕だと思っていたのだが、産休に入り、産休の手続き、通院、ベビー用品の購入、産後のお手伝いをしてもらうドゥーラの手配だったりと忙しく、結局最後の1週間はほぼ朝から晩まで勉強する羽目に。

電話帳サイズのレビューブックを読むのは早々に諦めて、ひとまず練習問題を通して知識を深めていこうと。レビューブックについてた問題を160問、Oncology Nursing Society (ONS)のレビューの125問 。一日50問やって、レビューする予定にして始めた勉強。最初の160問、125問は75−80%程度の正答率だったので、余裕ではと思い、毎日の勉強が隔日になり、ぼんやりしていたところ。試験を主催するOncology Nursing Certification Corporation (ONCC)が販売している、練習問題(200問)に至っては80%の正答率が65%まで下がり始めた。

私の周りではイマイチな評判だったONSのレビューを試験の5日前に購入。講義形式ではなく、ひたすら読んでいくタイプのレビューコース(5つのセクションで計33時間程度)とセクション毎の確認テストが200問、最後テストが125問。ここ5日ほどは朝起きて、食事の時間以外はほぼ勉強していた気がする。

今日の朝終えた最後のテストは正答率76%とイマイチな結果なものの、残念ながらここに来てテストを延期することもできず、今日受けてきました。評判通り、乳がんに関する出題が多いこと、ONS のレビューとはかなり異なる問題や出題が多くて??????若干パニック。2時間半で160問近くを回答するのだが、全然問題が頭に入ってこず。お腹が出てるので、2時間半座ってるのも辛くて、後半はもうやけになりつつ回答。なんとか5分ほど前に終わり、いくつか迷った問題を少し振り返ったところで終了。

施設についてのアンケートに答えると、コンピューターにすぐに結果が表示されて、、、なんとPASSの文字が!!え?これで受かったのかと半信半疑で部屋を出るとemailが。一応全てのセクションで平均は超えていたようで。あまりに出題範囲が多くて、これ落ちたら何を勉強たらいいものかと思っていたので。受かったことに一安心!!!!

苦手だった血液内科の問題は、運よく先日血液内科の先生と臍帯血を寄付するのかとっておくのかを話したときに骨髄移植・幹細胞移植のことを話したことが出題されたり。産休をとるにあたり、いろいろ調べていたFMLAのことが出てきたりとなかなかタイムリーな話題に助けられた気がする。産前は残る産休は後2日しかないけど、育児が始まる前のこの2日間はのんびりせねばーーーーー。

今日の朝まではなんでこんなにギリギリまで勉強しなかったんだろう反省し、ギリギリに物事をすることができない自分を責めてましたが。計画的に勉強して常に余裕でいられる人が羨ましいけど。喉元過ぎれば、、、で、このギリギリ人生はなんだかまだ続きそうな気がすると思う1日でした。

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