自分の原点を思い出す

自分の原点を思い出す

このところ職場のスタッフはどんどん減る一方で、仕事量が増えていることもあり、バーンアウトしている気がしてのだが。事実、同僚との会話はグチばかり。というのも、休日も記録を終わらせたり、翌日の新規患者の準備などで働いてるので、結構キリがない。それに加えてここ数日、ちょっと対応の難しい患者さんの対応をしていたこともあり、心が荒むばかり。。。

そんな中、今日は恐ろしいほどクリニックが忙しく、加えて来週から私の一緒に働いてる医師が旅行に行くこともあり打ち合わせなどをしていたら気づけば7時過ぎ。そんな中、仕事終わりにマネージャーに呼び出されたのだ。
テキストにも気付かず、残り仕事をしていて、なんか問題でも起こしたかと思ったら。こないだ、患者さんからあなたの対応に救われたと感謝を伝えてきた人がいたのよ。実は、前も数名の患者さんから、あなたによくしてもらったのよというフィードバックがあったとのことでした。なかなかフィードバックをすぐに返せなくてごめんなさい。手渡されたのは、ターゲットのギフトカード。

自分の英語のハンディもあり、周りと比べて要領よく仕事ができずにいつもずっともどかしく思っていた。気づけば、NPとしてアメリカで働き始めて一年半経ったにも関わらず、英語だけでなく、NPとしての医学的知識もままなず、自信を持てず働いてる自分。こんな形で、だれかが感謝してくれることに感動。正直な話、なんか問題を起こしたのかと思ったので、ほっとすると同時に。この思いがけない、患者さんからのフィードバックにちょっと心があったかくなった。自分の働きをちゃんと見てる人がいるんだなと。

NPの仕事の大半が、医師の代理で指示を出す、保険会社との交渉、看護師からの呼び出し対応、診療記録の作成、新規受信の患者さんの準備だったり、症例検討会での書記といった具合に、患者さんとの直接のコミュニケーションだけでなく、裏方業務が多いのでストレスも多し。

日本で15年ほど前に初めて看護師と働き出したときに、自分の経験のなさや未熟さに、しょんぼりしていたことを思い出す。患者さんから素敵なフィードバックをもらうと、やっぱり頑張れるのだよなと。病気で困っている人の役に立てること、私が看護師になった原点でもある。

金曜も確実に朝から家で仕事だけど、ちょっとだけ心軽く仕事に打ち込めそうです。

アメリカで働くカテゴリの最新記事